トラコン試作記

自動加減速回路付きトランジスタコントローラー製作記

トランジスタコントローラー製作記


このページについて
トランジスタコントローラーの製作の記録です。
パーツの価格については時節柄、価格は変動すると思います。
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回路図
シンプルなコントローラーに、現在作成を準備しているレイアウトに利用する為に自動加減速回路付きのものを
設計しました。
マスコンとブレーキにスイッチ付きのボリュームを利用し、切換スイッチを減らしました。
今回は、回路の確認と、動作確認用に先行試作を行う為、コントローラー部分のみの製作を行います。

この回路設計にあたっては、検討中の2つの構成を試作しています。
  1. 自動制御部
  2. 一般的に公開されている回路は、スイッチにより「運転」、「徐行」、「ブレーキ」を切り替えますが、
    この回路は、「運転」、「ブレーキ」にSW付きのボリュームを利用し、実際の2ハンドル運転に近づけています。
    非常ブレーキは、押し釦で対応しています。
  3. 出力制御部
  4. 出力部分の切換にトグルスイッチではなく、ロータリースイッチを用いることで、操作感を2ハンドルの
    運転台に近づけています。
    この問題点は、ケース内のスペースを取る事です。
    最近流行りみたいな、小さなケースに押し込むような設計には全く向きません。
    操作感を楽しみたいので、このような構成としています。

今回は、コントローラー部分の回路試作を早急にしたく、ポイント駆動部の検証は省略しています。
状況によっては、今後我が家のコントローラーとしていきます。

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外観図
実物入手前ですが大よその部品配置について設計を行いました。
配置を行ってから気が付きましたが、フィーダー出力用のコネクタの選定を忘れていました。
コネクタは独自形状しているので、パーツが一通り揃ってから検討していきたいと思います。

パーツのサイズに影響されるので、配置はぎこちなく成りましたが、操作系統については、それなりに配置が
出来たかと思います。
今回の目的は、回路の動作検証がメインの目的なので、この辺りが落としどころかと考えています。

2021-04-27更新

パーツの第一弾が到着し、配置の確認をしました。

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コントローラー関連購入リスト
2021-04-22現在
オーダーID:E210422-101376-01(2021-04-22発注分)
秋月電子通商オンライン価格
樫木総業通販価格
コントローラー構成
部品番号 Type 部品名称 型式 数量 単価 価格
電子パーツ
SW1 2P トグルスイッチ MS-500K-B 1 \150- \150-
PSW4 2P 押し釦スイッチ PS21A-3 1 \70- \70-
SW5 6P トグルスイッチ ST-1061 1 \90- \90-
RSW6 3P ロータリースイッチ RS-2688-0403-38N 1 \150- \150-
LED-1 LED-RED LED赤5φ 12V OSR6LU5B64A-12V 1 \120- \120-
LED-2,4-5 LED-Green LED緑5φ 12V OSG8NU5B64A-12V 3 \120- \120-
LED-3 LED-Yellow LED黄色5φ 12V OSY5LU5B64A-12V 1 \120- \120-
VR1 10kΩ ボリューム SH16K4B103L20KC 1 \40- \40-
カラーつまみ(黒+灰) S-R-16x18-KXA-T4P-G 1 \40- \40-
VR2 10kΩ ボリュームSW付き SHS16KN2B103L20KC 1 \80- \80-
カラーつまみ(黒+灰) S-R-16x18-KXA-T4P-G 1 \40- \40-
VR3 100kΩ ボリュームSW付き SHS16KN2B104L20KC 1 \80- \80-
カラーつまみ(黒+灰) S-R-16x18-KXA-T4P-G 1 \40- \40-
R4-5 1kΩ1/4 W カーボン抵抗 CF25J1KB 2 \100-
set
\100-
C1,3 100μF/16V 電解コンデンサ 16PX100MEFC5X11 2 \10- \20-
C2 0.1μF 積層セラミックコンデンサ RDER72E104K2K1H03B 1 \15- \15-
TR1 2SD560 ダーリントントランジスタ 2SD560 1 \80- \80-
POLYSW POLYSW リセッタブルヒューズ RLD16P110B 1 \30- \30-
小計(未定金額を除く) \1,385-
ケース、配線材、コネクタ他
コネクタ 2.1mm標準DCジャック MJ-14 1 \60- \60-
線材 2mx7色 外径1.36mm 3265 AWG22 1 \550- \550-
基板 めっき仕上げ 72x47mm P-03231 1 \90- \90-
ケース 60×100×30mm P-13517 1 \290- \290-
タッピングビス 3mmx5mm P-10254 1 \50- \50-
小計(未定金額を除く) \1,040-
合計 \2,425-


初回発注後、基板上の配線をするスズメッキ線と、ダイオードの発注を忘れていました。
ダイオードについては早急に必要なものでもないので、、次回発注時に纏めて行うことにしました。
スズメッキ線は、今後の製作にも必要なので、早々に手配したいと思います。

2021-04-28追記
トランジスタの放熱器の購入を忘れていたので、スペースのこともあり、小さいサイズの物を選定中。

オーダーID:E210428-011836-01
秋月電子通商オンライン価格
コントローラー不足パーツ
部品番号 Type 部品名称 型式 数量 単価 価格
電子パーツ
D ツェナーダイオード 12V BZX55C12V 1 \10- \10-
小計(未定金額を除く) \10-
基板、配線材、放熱器他
基板 Dタイプ(47x36mm) AE-D-4H_TH 1 \40- \40-
放熱器 15x25x11mm 11PB015-01025 1 \35- \35-
熱収縮チューブ Φ3x0.2x1m SUMITUBE-C-3x0.2x1m-BLK 1 \40- \40-
スズメッキ線 0.6mm 10m TCW 0.6mm 10m 1 \230- \230-
半田 鉛フリーはんだ 0.8mm SD-52 1 \280- \280-
小計(未定金額を除く) \625-
合計 \635-


2021-04-29現在
フィーダー出力コネクター部分については、価格面も悩みましたがTomix純正品を利用することとしました。
コネクター数から分岐コードを検索しましたが、記載日現在は延長コードしか検索されませんでした。
他の品物も発注予定でしたので、今回は延長コードの発注としました。

楽天市場価格
レール購入リスト
品番名称購入先数量購入価格納入
1793 分岐コード(D.C.フィーダーN用) MID9 1 \561-
合計(定価、税込み) \561-


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パーツ確認
回路のメインのトランジスタ2SD560ですが、いろいろなサイトで入手が困難との事でしたが、ネットを検索することで
意外と簡単に見つかりました。
3社程取り扱いされている販売店を見つけました。
その中で、在庫確認、金額確認のレスポンスが良かったこと、価格が手頃であったことから、樫木総業の通販を今回は、
利用しました。
それ以外のパーツについては送料を抑える意味で、秋月電子通商の通販部に統一しました。
一部パーツについて秋月電子の在庫に好みの物が無かったのですが、動作確認が今回の目的でしたので、割り切っての
発注と成りました。

  2021-04-27
発注したパーツの第一陣が届き、確認を行いました。
確認したところ、スイッチがケースに収まらない事が判明し、ケース探しをもう一度しなければならなくなった。
個々のサイズについては、図面上収まるはずでしたが、組み合わせてみたところ位置を移動させてみても、ギリギリな
状態で、無理して組上げるよりは、ケースを新たに探すことにしました。
ケーブルは細く見えるのですが、耐熱に優れているので取り敢えず試してみます。

検討後
スイッチの寸法を確認し直したところ基板サイズを半分にする事で、今回のケースに収納できそうな事が判明しました。
(外観図のパートに修正後の図面を更新しました。)

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製作記
  1. 部品発注
  2. 設計見直し
  3. 実態配線図
  4. 部品確認
  5. 製作準備
  6. 製作開始
  7. 回路製作
  8. 動作確認
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1.部品発注

製作途中のBlogはこちら

2021-04-23現在、部品発注の第一弾が終わった段階です。
部品が到着し次第、順次確認をしていきたいと思います。
現在、フィーダー用のコネクター部分について早急に検討が必要ですが、フィーダーコネクターの変更を含め
検討していきたいと思います。
製作状況については、Blogも併せて公開をしていきます。

取り急ぎ調査が必要な件は、コントロールBOXの穴あけ問題です。
道具がほぼほぼ無いので、ダイソー含め検討したいと思います。

とりあえずは、ホームセンター等でDIYが出来るところを確認してみたいと思います。
島忠ホームセンター大田千鳥店
ドリルの刃は買わないといけないのですが、割と安めの利用価格です。
遠くもないので、利用価値ありかも。

2021-04-27
パーツ第一陣が届き、確認を行いました。
発注した物は全て届いたのですが、サイズ的にケースに収まらないことが判明し、ケースを新たに探すことにしました。
ブレーキ用のボリュームですが、回転方向が予定と反対となってしまい、今後検討します。
現状は、届いた物にて試作を行っていきます。

パーツの配置を見直し、基板のサイズを変更することでケースの変更をしなくても済みそうなことが判明しました。
一部不足しているパーツもあるので、部品の発注先の検討をしたいと思います。

PSW4の配置ですが、今回基板上の配線は極一部となる予定なので、基板を切欠く事で対応しようかと思います。

2021-04-28
以前作ったトラコンの放熱器を利用しようとしたが、サイズが大きい為、小さい物を選定する必要が出てきた。
不足しているパーツもあるので、早急に手配を行いたいと思います。

2021-04-29
フィーダー出力部のコネクターですが、検討の結果今回は単独でのコントローラーでもあるので、汎用品を選択する事に
しました。
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2.設計見直し

製作途中のBlogはこちら

発注部品到着後、部品の干渉具合を確認しました。
基本的に、今回発注したケースに収まるのですが、基板とスイッチの取付位置の関係でぶつかる物を確認しました。
この為、SW類の取付位置設計の見直しが必要となりました。

部品発注の項目にも書きましたが、基板とスイッチ類の干渉問題により基板サイズの見直しをしました。
この為、新規発注の基板ですが、切欠きが必要となります。この部分は概略の設計は出来ますが、基本現物合わせ
によるサイズ決定を行います。
それ以外は、現在予定している配置にて、設計をしていきます。

フィーダー出力のコネクターは、単独での利用を考慮し、Tomix純正部品を今回は利用します。
取付位置は、PW-CNの横、SW1下の辺りを予定しています。サイズが不明なため、図面には記載していません。

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3.実態配線図

製作途中のBlogはこちら

概要の実態配線図の作成を行いました。
基板上の配線については、別途配置をし直します。

4.部品確認

2021-05-01
不足部品が到着し、製作を始めようとした際に肝心なものが無い事が判明しました。
それは、・・・。

ドリルの刃です。

以前、荷物を移動した際に紛失してしまいました。

その為、揃えることにしました。
楽天の購入先はこちら。
GREATTOOL HSS鋼 鉄工用ドリル刃セット GTNDR-10
ついでに、電動ドライバーも、内の財務省におねだりして、安いものを探しました。
TINOVA ドリル
価格の安いのがあったのですが、こちらは送料込みの物があったので、こちらにしました。
この電動ドライバーは、ビットが利用できるので、刃についてもビット対応の物を選択しました。
ゴールデンウィー中の完成は無理になりましたが、今後の製作にはとても有意義な時間となるので、待つことに
しましょう。


2021-05-01 夕刻
本日午前の早い時間帯に電ドラ関連の発注をしたところ、GW期間中にもかかわらず、本日発送処理を
して頂けました。
大変感謝です。

コントローラのパーツについては、全てが揃いましたので、製作の準備を進めていきたいと思います。

到着した部品の確認に戻ります。

道具を整理していたら、半田が出てきましたが、今後も必要なので、購入しておいて問題はないでしょう。
スズメッキ線も、抵抗などの切端を利用すれば対応できますが、こちらも今後の為にも用意したておいて、
余分にはならないと思われます。

フィーダー延長コードですが形状が特殊なので、純正品を購入したほうが良いかと思われます。

部品が揃ったので、図面の更新を行いました。
フィーダーコネクターの部分の追加がメインになります。
8角形の形状なので穴あけの際は、少し手間取るかと思われます。

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5.製作準備

製作途中のBlogはこちら

上記に記載しましたが、ドリルの刃を注文し配送待ちの状態ですが、出来ることを進めていきたいと思います。
ケースにマスキングテープを張り、穴あけ位置を決めていきます。
穴あけのガイド用の穴を開けて、ドリルの刃が到着するのを待ちます。
上記に記載しましたが、ドライバー関連の入手時期が早まりそうなので、引続き製作が継続できそうです。

この後に起こる立て続けのミスに気付かず、作業を進めていました。

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6.製作開始

製作途中のBlog「甘かった道具準備」はこちら

2021-05-01お昼 ドリルの刃が届く
意気揚々とドリルの刃を開けてみると、ちょっとしたミスが。
ビットタイプの刃を選択したつもりが、バイスタイプの刃を注文していました。
ピンバイスは持っているので問題はなかったのですが、使えるサイズが限られてしまい、持て余し気味に。

ここで悩んでも仕方ないので、作業を先に進めました。

先ずは、久しぶりの工作に慣れる為に、下穴からあけていきました(この時はまだ、ミスに気が付いていなかった)。
ドリルの刃のサイズが無いので、非常ブレーキ用の穴開けから開始しました。
これが苦労の始まりでした。
小さい穴をサイズに合わせて沢山開けて、穴を広げていきました。

この後も穴開けを続け、上面の穴開けを完了させ、スイッチ関係の取付をしてみました。


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回路製作

製作途中のBlogは、こちら

配線作業になります。
古い半田ごてを引っ張り出したところ、コテ先に半田が全くのらない状態でした。
配線材が長くケース内に収まらないと言う事が判明し、短く治していきました。
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動作確認
配線が終了し、電源を投入してみました。
このコントローラーに改修の時間を掛けるよりも、シンプルなものを先に組み立てる方が早いと判断し、
試作第2弾の設計に取掛りたいと思います。
次回作以降は、モジュール別に回路を作り試作を続けたいと思います。

今回のコントローラーは、試作の要素を重点的に担ってもらったので、記念に残しておいて、もう少し
腕が上がってから、改修に取掛りたいと思います。

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